このブログをやり出した頃のごく初期の日記を読み返しています。
2006.11.
【実のところ、カエルのおじさんことこのボクは、自然環境豊かな田舎に住んで、一週間のうち2~3日都会に出てきてはボランティアの司法書士活動をして、残りの日は田舎に戻って太陽の下で野菜作りにいそしむような生き方にひそかに憧れています。
こんなことを書くと、司法書士を目指して猛勉強中の方々からは、司法書士の資格を無駄にするなと怒られそうです。反対に、同業の司法書士さんからは『早くそうしろ!!』と言われるかもしれません。。
まあどちらにしろそのような生活にせいぜい憧れているというだけの話ですから軽く聞き流してください。(ペコリ)
ところで、実際のカエルちゃんは、地味な存在ですが、自由気ままに生きています。春が来て目が覚めたら一日エサを求めて田んぼを動き回り、冬になれば冬眠します。頭の中は食べ物のことしかないのでオナカがふくれたら後は一日ボーッと瞑想しています。
考えてみればほとんどの生き物はこんな感じで毎日暮らしているんですよね。オナカが一杯になった後も働いているのは人間だけかも。。
でもそんな自由気ままなカエルちゃんですが、それでも、害虫やヒルを食べてくれるので、農家の人にとっては大変有難がられる可愛い存在です。
なんとカッコいい生き方なんでしょうか!!
ボクもそんなカエルちゃんのように自由でいて、“ I’m a freeborn man! ” なーんて言いながらも、それでいてさりげなく人の役に立てるような生き方がしてみたい。】
・・・
なーんてことを書いておったのです。
そして2年近く経った今はどうかというと。。。
基本的にはこの考え方に憧れる気持ちは変わっていません。
ですが
仕事の方はマイペースどころか、忙殺状態で、年内いっぱい分の仕事をすでに抱え込んでいるのです。このままじゃ、自分一人でとても年内にこなしきれないので資格者に事務員さんまで追加補充してなんとか処理している始末。
言ってることとやってることとが正反対じゃないですか。
・・・
はっきり言ってこんなに仕事を増やしてどうするのと自分でもおかしく思います。
正確に言うなら、仕事を増やしたんじゃなくて勝手に増えた・・というのが正しいんですけどね。
じつは
今のところ、このままじゃいけない・・ということを深く反省しておりまして、
この秋以降は仕事の受注を原則セーブしていこうかと考えています。
・・・
このブログでも再三書いていますが
不動産投資の方が順調に進んできており、収入的には来年にも司法書士の方が副業的な位置づけになりそうな雰囲気です。
セミリタイア・・・とまでは行きませんが、経済的な基盤が充実しつつあります。
そういう意味では
当初この冒頭に書いた理想の生き方に近づきつつあるのは事実なんです。
はっきり言って今のカエルのおじさんは司法書士の仕事の方は来年以降は無理してやらなくても生活していける経済状況になっているのです。
・・・
【一週間のうち2~3日都会に出てきてはボランティアの司法書士活動をして、残りの日は田舎に戻って太陽の下で野菜作りにいそしむような生き方をしてみたい・・・】
なーんて良い格好をしてと言われそうなことをよくもヌケヌケとブログに書いたものだと思いますが、現実はそのラインに限りなく近づいているのです。
皮肉なもので司法書士業の売上なんかどうでもいいやと気にならなくなり始めたら急に依頼が増え出したのです。
これまでは生来の貧乏性からとりあえず『来るもの拒まず』で受任してきましたが、来年以降仕事の方は正直もういいです。
司法書士なんだから本業を一生懸命やれ・・・なんていう正論めいた言葉は今のカエルのおじさんには無意味な忠告でしかありません。司法書士合格者も年々増えていることですし、自ら勝手にリタイア宣言する現役司法書士がいたとしても問題ないでしょう。
時間は誰にも限られていますものね。
有効に使わないといけないなと最近は感じています。
・・・
お金ばかりがすべてじゃないですけど、
『10億円の現金と司法書士資格のいずれか一つを選ぶとしたらどちらを選ぶか?』
カエルのおじさんなら迷わず現金の方を選びます。
司法書士資格を取ろうと思った動機が、この資格があればなんとか一生の生活資金くらいは稼げるだろうと期待したからです。
中には10億の現金よりも司法書士資格を選ぶ人もいるでしょう。
こういう人こそ“司法書士オブ司法書士”なんでしょうね。
まー、カエルのおじさんとは水と油みたいな方々です。
たとえば、ほんの一握りですが、会の仕事や役に命を削るような司法書士さんがいます。
昔はこういう役員や表彰されたがりの人たちはどうしてこんなことに一生懸命になるのか不思議でした。ハクを付けて仕事に繋げるつもりなのだろう・・・程度に思っていたのですが、どうも最近はそもそもこういう人たちの価値観とカエルのおじさんとの価値観が違っているのだと言うことに気が付きました。
こういう人たちは“司法書士はお金儲けをしてはいけない”という価値観でガチガチになっているのです。崇高な清貧思想とでも言うのでしょうか。
カエルのおじさんも開業以来長らくそうした考えにどっぷり浸かってきたものです。
しかし
しかし
カエルのおじさんは3年前にガン手術を体験してからは考え方が完全に変わりました。
お金がなければ残された家族は路頭に迷うのだという極めて当然のことを悟ったのです。
自分が死んでも家族に不自由な思いをさせないようにすることこそ最優先的課題なのだと言うことです。
生まれながらにして親から莫大な相続財産を継げる人はそんな必要はないのかも知れません。そう言う人たちは最初から最後まで清貧思想を貫いてもらい、人のため世のため尽くして、叙勲なり表彰なりをどんどん目指してもよいのです。
残念ながらカエルのおじさんはそんな経済的基盤がありませんでした。
だから病気をしてからは考えに考え抜いた末に、たどり着いた結論は、まずは個人的な経済的基盤を確立すること。仕事に頼らなくても生活していけるだけの経済的基盤を獲得することだったのです。そしてこの考え方の行き先に今の不動産投資があったのです。
・・・
清貧思想は本人自身のプライドをくすぐるだけのものでしかありません。
家族がいるのに十分な経済的基盤がない人は、高邁な司法書士としての清貧思想を軽々に口にすべきではないと思うのです。
まして、十分な経済的基盤がない家族持ちの司法書士さんに向かって、金儲けをするなと言ったりするのは、暴言でしかありません。
新人司法書士の皆さんの前でもこれと似たようなことを言う人がいます。
司法書士は金儲けをするな・・・なんてね。
これはある意味正論ですが、本業だけではいつまで経っても十分な経済的基盤を築けない現状では必ずしも適当な言葉ではありません。
それを言うなら
『司法書士は本業ではお金儲けを目指してはいけないが、経済的基盤の脆弱な人は早急に本業以外の方法で自らの経済的基盤を確立するよう努力しなさい。』と言うのが正しいのではないでしょうか。
まあ、そういう『司法書士は金儲けをするな』なんて言っている人に限って経済的基盤ができあがっていない近視眼的な人が多いのも事実です。
言ってる本人にどうやればそういう経済的基盤が作れるのか分かっていないのですから仕方ありません。
・・・
ともかく、
カエルのおじさんはもうすぐセミリタイアします。
完全廃業ではありませんから、本業(不動産投資)のじゃまにならない程度に司法書士の仕事は量を絞りながらもやっていくでしょう。
あとの時間は不動産投資の吟味と実践に時間を割きたいと考えています。
同じ一週間分の仕事をするにしても
登記や債務整理ならせいぜい20万円から50万円の収入にしかなりません。
しかし不動産投資なら物件購入に要する調査・契約・登記の時間は同じ一週間分の労力だとしても、そこから得られる収入は仮に今後30年間にわたりその物件から毎月50万円の定期安定家賃収入が入ってくるとしたら、その間の労働からは総額で1億8000万円の収入が得られることになります。
カエルのおじさんが司法書士資格を目指した理由は生活費を稼ぐためでした。
ならばもっと効率よく生活費が稼げる方法があるのならそちらの方を選んで当然でしょう。
というわけで
カエルのおじさんはこれからはもっともっと不動産投資の吟味に時間を割いていきたいと考えているのです。
お金がないのに不動産投資なんて考えられないという人は、もう少し勉強しましょう。
わずか20万円から50万円の仕事を追いかける時間があるなら、もっと他にも視野を広げる努力をした方が賢明ではないでしょうか。
司法書士がそんなお金儲けや投資にうつつを抜かしていていいのか・・・なーんて高邁なことを言う人たちにはこう言いましょう。
“もし私が死んで残された私の家族が路頭に迷ったらあとの面倒は見てくれるのですか?”
と。
・・・
もともとこのブログはガンに冒され生還したカエルのおじさんの本音を書き残したいというところからスタートしました。
あれから3年
なんとか生きながらえているわけですが、この3年間でカエルのおじさんの経済的状況は大きく変わりました。
人間
モノの考え方、とりわけお金の考え方が如何に大切かと言うことをつくづく感じています。
世の中には誤った投資の解説書や指南書が如何に多いか
そして自分の頭で考えることの大切さ
信用できるのは自分の頭だけなのです。
どんなに立派な肩書きを持った人の言葉でも決して無批判に受け入れるのでなく、自分の価値観、自分の判断力を通して判断する。
カエルのおじさんがこの3年間でどうなったかは追々またこのブログに書いていきます。
なんせまだ現在進行形のためまとまったものが公表できないのが残念です。